あれから10年 ミライエプロジェクトの今

参加工務店6社の代表者による座談会

地元五所川原市の工務店6社が集い2009年6月にスタートしたミライエプロジェクト。
住宅の性能・品質・価格そしてお客様に喜んでいただける様々な提案力を持った工務店が志を一つにして結成した団体として、これまで住宅展示場を6期運営、このたび7期が6月にオープンする。

エルムエコタウンの来場者数は延べ5,000組以上、15,000人を数えるまでになり、業界のみならず地域活性化の取り組みとしても全国から注目される存在になった。あれから10年、立ち上げから変わらぬメンバーで走り続ける6社の代表(理事)にその想いを聞いた。

~座談会参加メンバーのご紹介~

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今 一憲

今工務所 専務取締役
ミライエプロジェクト5代目会長(現会長)

工藤 晃史

ヤマノアーキデザイン 代表取締役
ミライエプロジェクト3代目会長

小嶋 英嗣

小嶋建設 代表取締役
ミライエプロジェクト初代会長

三浦 初裕

三浦建設 専務取締役
ミライエプロジェクト4代目会長

高松 一政

高松工業 専務取締役
ミライエプロジェクト次期会長候補

とにかく、いい家を建てて欲しい。
そのために立ち上がったのが、我々ですから。

さて座談会、はじめますか!
今回は、ミライエプロジェクト、エルムエコタウンがはじまって10年経ってみて思うことというテーマで。何か思うことはありますか?

う~ん、ない(笑) ないなぁ!

ないってどういうことですか、三浦さん!

創設の頃から想いは変わってねぇってことだよ。
せっかく家を建てるなら、青森の気候風土、そして家族の生活に合ったいい家を建てて欲しい、それだけだよ。

大工魂が込もってるね。

 

じゃぁ、他にはなにかある?

名前を知ってもらえてきたよね。当初はエコタウンと言ってもどこ? って人も多かったけど、今は、オープンを待ってくれる人もいる。コロナ禍でイベントができなかったり、予約制になってしまっているけど、多くの人に予約を入れていただけるようになった。

ライバル同士? いやっ、仲間だよ!

最近は、全国から同じ工務店の仲間も視察に来てもらったり、住宅展示場のプロデュースにも携わらせていただいて、全国に仲間ができたのが嬉しいなぁ。様々な家づくりにチャレンジしている工務店の取り組みを知ることで私たちもレベルアップできた気がするよ。

同じ青森の住宅展示場、あとは山形、石川、福岡もはじまったよね。
よく聞かれるのが「同業同士でどうして仲良くできるの?」って

それは、創設の頃から初代会長の小嶋さんが「我々は互いに切磋琢磨する仲間である」という言葉で絆を作ってくれたからだと思いますよ。「家を売るために団結したプロジェクト集団である」とかだったら絶対にうまくいかないもんね、お・お・し・まさん!

こ・じ・ま だよ! (伝わるかなぁ、このギャグ 笑)

私ははじめに言葉を作っただけで、皆それぞれ会社の代表でもありながら、このプロジェクトにも週1回のペースで打ち合わせをして、コミュニケーションをとってきたからでしょ。

いつものはあれ、打ち合わせなんですか?
僕は楽しい先輩方との飲み会だと思っていたけど・・・

こら、高松!

そんなこと言ってると、次の会長選挙に響くぞ、次は高松の番だろ?

わは、絶対に票入れねぇ。
(会長は、毎回理事の投票で選ばれる)

「絶対失敗する」「馬鹿なことやって」
とにかく反対された。

でも、小嶋さんははじめから10年も続くと思っていたんですか?

思ってた(笑) というか、続けないといけない!という想いだったかな。第一弾を立ち上げた時は、応援してくれる人も多かったけど、外からも中からも「なんでそこまでしなきゃいけないんだ」って反対の声も多かった。だから、やるからには絶対成功させる、それも何度も継続してはじめて意味があると思ったんだよ。

今思うと、相当なプレッシャーだったよね。

そう、だから第一弾で多くのお客様が来てくれた時はホッとしたよ。その成果があったから、反対してくれた人も応援してくれるようになって。そうなってからは「イケる」って思ったよね。

結構、考えてるんだねぇ(笑)
もしかして、小嶋さんの策略にハマってる!?

そうかもしんねぇ! でも、こうやって大手に負けずに地域の家づくりは地域の工務店がっていうのができているんだから、結成した意味はあったよ。

次の10年
自分たちの想い描いた理想の住まいで暮らせる人を、ひと家族でも多く。

これからの10年、どんな未来が待っているんでしょうね。
皆さんはそろそろ引退・・・

こら、高松!

でもまぁ、そんな高松も含めて皆でこれからも続けていきたいよね。

コロナもそうだし、職人不足とか、ウッドショックとか、色々な問題があるけれど、この仲間で乗り越えてきたし。

そうですね。あとは、エルムエコタウンをきっかけに家づくりを共にしたお客様の輪も広がってきたので、そういう地元に住まう人たちの輪を大切にして、この街でより幸せに暮らせる人を増やしていきたいですよね!

そのためにはまずは、エルムエコタウンで6社6様のこだわりが詰まった最新の省エネ住宅を通じて、安心・快適に暮らせる住まいの提案をしっかりとしていくことだね。

そう。エコタウンは、たくさんの家を気軽にご覧いただくためのものだから、ぜひ多くの人に、そして6社すべて見ながら楽しんでいただきたいね。

じゃぁ、せっかくなので展示場の予約フォームのリンクを貼っておきますね!

エルムエコタウンPart8は現在企画中!
情報公開まで今少しお待ちください。

ミライエプロジェクト誕生物語

「やってみねぇばわがんねぇべ!」プレゼント

このままじゃいけない!

地元工務店の二代目たちの熱い想いが交差したとき、奇跡は起こった。

地元の家づくりは地元の工務店がやるべき、そう想いながらも工務店の存在は中々お客様の目につくことはなかった。

「一社でダメなら、まとまって何か起こせないか?」
「同じ工務店と言ってもライバル同士だからなぁ」

一人の若者の動きに賛同する者、迷う者。様々な想いが交差して6社が集まってできたミライエプロジェクト。「人の手で作る、地元の気候風土に合った本当の家づくりを知って欲しい」そんな熱い想いを語り尽くしたミライエプロジェクト誕生物語。

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